kenさんの映画レビュー・感想・評価

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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.4

「ザ・メニュー」のタイトルとシェフ役がレイフ・ファインズという興味だけで劇場に向かった。不気味なストーリー展開は、あり得ない設定による驚愕の連続である。まるでミステリー小説の世界に引きずり込まれたよう>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.8

特別に観たかったわけではないが、モヤモヤしていた気分を紛らわすため選択した。初回作は観てないが、パート2からでもエンジョイできることはジョーズで知っていた。

ジェイソン・ステイタムのファンではない。
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

エマ・ストーンの演技力に圧倒されまくった作品である。ベラ役は誰もができるとは思えない。新たな領域へ挑戦した彼女の女優魂を見せつけられた印象が強い。「ラ・ラ・ランド」「クルエラ」とは全く異なる配役をここ>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.2

サンドラ・ブロック主演のアドベンチャー映画ということで興味が湧き観に行った。しかし、今ひとつ中身が薄かった気がしてならない。

何となくとろい感じのアラン役に筋肉質でガッチリタイプのチャニング・テイタ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

コロナ禍で公開が伸びていたが、待ちに待ったその日が来た!

トム・クルーズのマーヴェリックが最高に素晴らしい!直ぐにでも再鑑賞したいと思わせた映像の出来映えとストーリーに大きく感動する。この映画を最高
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.7

主人公の女殺し屋サムのスタイルが抜群にいい、そして彼女のママが更にカッコいい!2人ともプロの殺し屋である。

サムの女性とは思えない程の圧倒的な強さに惹きつけられる。大の男達が3人がかりでもやられてし
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ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

4.4

IMAX劇場の入場で長蛇の列を初めて経験した。コンサート会場に並んだかの如く中々進まない。もちろん満席である。

しかし、スタートから全観客が画面に釘付けになったことは言うまでもない。ビートルズ音楽は
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オートクチュール(2021年製作の映画)

4.5

この映画は社会人の方に是非見てほしい。フランスに限らず若手職人を育てるのは、人材確保含めて昔より難しくなっている。本作では移民問題、貧富の差、宗教の違いまでも関わってくる。

ディオールのアトリエ責任
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

4.0

主人公アンドレ役のチャドウィック・ボーズマンの遺作である。言われてみると本作では少し顔がやつれて見えた。ブラック・パンサーでの活躍が記憶に新しいが、これが最後とは残念である。

NYPDがマンハッタン
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.3

最近、以前に比べると邦画を観るようになった。コロナ禍の影響で洋画の新作がほとんど公開されないこともあるが、関心が湧く作品が増えてきた様に思う。本作もその1つである。

二宮和也は「ラストレシピ」を観た
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ミアとホワイトライオン 奇跡の1300⽇(2018年製作の映画)

4.3

父親が経営する南アフリカのライオンファームにロンドンから引っ越してきた11歳のミア。クリスマスに誕生したホワイトライオンの赤ちゃんチャーリー。彼らが共に成長していく姿がドキュメンタリー風に撮影されてい>>続きを読む

ブックセラーズ(2019年製作の映画)

3.7

本を愛する人達を巡りブックセラーの世界を紹介しているドキュメンタリー映画である。公開日の4/23は「世界 本の日」と知った。

本屋なら知っている。古本屋の存在も知っているが特に覗いたこともない。中古
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

3.7

予告編を観た時から美しき暗殺者エヴァを演じるジェシカ・チャステインのアクションシーンに興味が湧いた。キレの面では若干期待を下回ったが43歳にて十分である。

ある組織で超一流の暗殺者として育成されたエ
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.3

"Merry Christmas, Mr. Lawrence"
タイトルの響きがとてもいい。ハラ軍曹が笑顔で何度か言う「メリークリスマス、ミスターローレンス」が凄く印象に残った。若き日のビートたけしの
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.9

映画館で久し振りに笑いまくった!
実写の中でアニメの主人公が活躍⁈している。やはり、ジェリーの方が賢い、でもトムとジェリーが仲良く協力したら…とんでもなく面白い。

ケイラ役にピッタリのクロエ・グレー
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旅立つ息子へ(2020年製作の映画)

3.8

施設に入るのを嫌がり叫び出す自閉スペクトラム症の息子ウリと父親アハロンの逃避行を描いた物語である。

父親の深い愛が息子の新たな門出の一歩に繋がり安堵した。旅先で色々な出来事が起きるが、施設で独り立ち
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天外者(2020年製作の映画)

4.2

三浦春馬さんの映画は2作目だが、本作での熱演は実に素晴らしかった。彼の持ち味を十分に出し切ったのではないか。これからも間違いなく活躍していたはずだが、帰らぬ人となり残念に思う。

激動の時代に坂本龍馬
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キンキーブーツ(2018年製作の映画)

5.0

スタートからエンディングまでミュージカルの醍醐味をこれでもかと味わえるだけでなく、ダンスも楽曲も歌も実に素晴らしくて魅入ってしまった。気が滅入っていても、明日から頑張ろうという気持ちにさせてくれる凄い>>続きを読む

ワン・モア・ライフ!(2019年製作の映画)

3.8

主人公パオロに訪れた突然の死から始まる物語である。信号無視に近いため当然の事故だが、天国の入り口で揉めて?92分間だけこの世に戻れる。限られた時間でしたいことは、やはり大切な家族との時間をどう過ごすか>>続きを読む

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

4.0

フィンランド映画を初めて観たが、心温まるストーリーでとても良かった。フィンランド最北端のラップランド地方の田舎に、ある目的があって遠く上海から中国人父子の旅人がやってくる。しかし、泊まるホテルも無く困>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

娑婆の世界は塀の中から見ると、自由で楽しい様に見えるが、更生しようとする主人公の三上に世間の風は冷たい。今度こそ堅気になって生きていこうと心に決めても、自分一人の力だけでは難しい。普通に生きたいと願う>>続きを読む

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.9

ハリウッド女優のカッコいいアクションは、スタントウーマン達の高度なトレーニングと高いプロ意識、そして撮影スタッフによる安全確保が一体となり成り立っていることを知った。

女優さんの代わりに命がけでアク
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.9

想像していたストーリーと違って内容はグッとくる場面もいくつかあって楽しめた。夫婦や恋人と観ると、中にはドキッとする人もいるのではないか。よって、鑑賞後に同じゲームはやらない方が身のためだ。

夫婦とい
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.3

ガル・ガドット…いつ観ても素敵で美しい。ダイアナ・プリンス役ですっかりファンになった。ずっと観ていたいほど凛とした美しさと優しい笑顔をもつ女優さん。そして、芯も強い女性であることが作品からも伺える…正>>続きを読む

パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

3.8

隣接するアパートに暮らし、面識のない男女2人がある日出会って結ばれるハッピーエンドな恋愛物語かと思いきや全く違った。主人公2人は30代前半だが、この映画は恋愛やSNSに関心がある人達だけでなく、大都会>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.7

久し振りにファンタジー作品を鑑賞した。主演アン・ハサウェイが魔女のボス、ネズミにされた孫の強〜い味方の祖母役がオクタビア・スペンサーである。共にオスカー女優で演技力は申し分ない為、その熱き闘いに期待し>>続きを読む

アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)

4.3

ノア・シュナップの映画主演2作目を鑑賞したが、彼の素直で自然な演技が実に素晴らしい!これから俳優として大いに活躍することに疑いの余地はない。彼の熱演に引き込まれてファンになった。随分とハンサムで優しい>>続きを読む

エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

4.2

料理好きの子供が素晴らしいレシピを考え、大人を驚かせて活躍するリトルシェフのストーリーかと想像していたが違った。

少年エイブ(ノア・シュナップ)の両親は互いに異教徒である。父はパレスチナ系アラブ人、
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ホテルローヤル(2020年製作の映画)

3.5

2016年、女優 波瑠と嵐の大野智が共演したドラマ「世界一難しい恋」を何度か観た。その時の彼女の演技力が記憶に残った。この映画、普段ならスルーしているが、主演が波瑠と気づき観ることにした。

ラブホを
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.8

夫 周造(東出昌大)に先立たれ、一人暮らしの桃子さん(田中裕子)の日々の生活と若き日の思い出を織り交ぜながら、自らの心の声や守護霊の様な三人の声の存在と話しながら暮らす姿を描いている。

生き甲斐を失
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

昭和最大の未解決事件という見出しを見て、ある事件をモチーフにした小説の映画化だと気づいた。新聞記者、阿久津を演じる小栗旬、テイラー曽根を演じる星野源の2人が主役となり物語は展開する。

社会部の記者が
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

4.0

主人公ローラ(ラシダ・ジョーンズ)の父親フェリックス役をビル・マーレイが演じているが、ピッタリの配役で面白く笑わせてくれた。

夫の浮気に対する疑いだからどこにでもある話と思いきや、まさかの展開となる
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ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

3.7

ニコール・キッドマンの廃れた女性刑事役には少なからず驚いた。げっそりと痩せ、目の下にはクマがあり 頬はこけて、アル中かヤク中にしか見えない。あの美しいニコールはどこに行ったのかと思う程。

女性同士の
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マイ・バッハ 不屈のピアニスト(2017年製作の映画)

4.5

ブラジル映画を初鑑賞したが、この作品は
本当に観て良かったと思う。実はもう一度観たいというのが正直な気持ちである。是非、多くの方に鑑賞してほしい。

ブラジルの天才ピアニスト、ジョアン・カルロス・マル
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ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン(2019年製作の映画)

4.3

「押し付けはしない。提供するだけだ。楽しく仕事をする。」ピエール・カルダンがラストシーンで語っていたが、このドキュメンタリー映画を観て納得した。

98歳の今も現役で、「現場」の第一線で「現物」と「現
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.5

映画における音響効果がとても大切なことは分かっていても、その制作過程は私も含めて大半の観客は知らない。本作では映画に音が入り、モノラルからステレオ、5.1chサラウンド、デジタルと進化する中で、それら>>続きを読む

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