miu

ふたりの女王 メアリーとエリザベスのmiuのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

歴史もので久しぶりに夢中になれた。やっぱりこのあたりのイギリス史が一番好き。今にも通ずる女性としての苦しみや嫉妬、宗教上の迫害などが描かれていて入り込みやすい。女同士が対立することを望む男たちの思惑に左右されないで、、何が真実かもわからない中で女王として決断をする強さは計り知れない。
女王として生きる覚悟は子孫を残すこと、政略結婚をしないことにも表れていた。
今でも王室に血筋が受け継がれているメアリーと唯一無二の孤高のエリザベス。
それぞれの信念が気高く、女性として、女王として、一人の人間としての生き様を感じ取れた。
大事な人を失うことも多い立場で心労に絶えなかったはず。この時代に生まれなくてよかったとも思った。
女王が手を取り合うには、まだ早い時代だったのかな、、斬首になった真相は本当なのかはわからないけれど、殉死の象徴である赤いドレスは悲哀と覚悟を纏っていて美しかった。
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