オカルトチャンピオン

ふたりの女王 メアリーとエリザベスのオカルトチャンピオンのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

お互いの存在を脅かす女王同士なのに、敵だらけの中で唯一自分のことを理解できるのも対岸にいる女王だけだった。

王宮内はこわい。いろんな奴が近寄ってきては権力を自分のものにしようとして、対立関係になれば平気で刃を向ける。
いろいろ議論されていて自分の中でもいまいち答えが出ない日本の女系天皇、女性天皇問題がこの映画を見ると、こりゃ難しいなと感じる。
もちろん国のために必死で動いている男たちもたくさんいるんだろうけど、それは男たちがこうしたいってエゴでしかないように見えた。
根も歯もないことで人に汚名を被せて処刑したり、結局、政局ってそんなもんなんだろうけど、民のほうを向いていないよね。

エリザベス女王がメアリーを処刑を決めたのは辛かった。
メアリーはもう1人の自分であって、運命がそうあっただけで、自分が処刑台にいる未来もあったはずだから。
凛々しくて美しくて強いふたりの女王の人生を見れました。

プロテスタント長老派の指導者が嘘だらけのフェイクニュースで民衆を煽って政局を動かしているのは、今も変わらないけど、神の名を借りてこんなデタラメ言っている奴なんなんだろ。聖職者辞めてコメンテーターになれよ。っていう感想。