まりぃくりすてぃ

The Heart of the World(原題)のまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

The Heart of the World(原題)(2000年製作の映画)
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地球はあと一日で滅ぶ。




と世界に警告する美人科学者が、「滅ぶ前に、あたしは急いで結婚したい」と兄弟二人を天秤にかける。兄は俳優(十字架のキリスト役を練習中)。弟は葬儀屋(能率よくモダンに働く)。みんなたぶんロシア人。
「どっちも大好き。イケてるし」
それぞれ張り切る兄弟。それはそうと、人類には時間が残ってない!
そこに! ブタっぽい資本家ジジイが現れ、お金をちらつかせる催眠術で美人科学者をゲット!!(この場面が最高)
何だかスゴイ初夜描写!!!!(そこにかけて最高超え)
そして地球は心臓発作!!!!
(ジジイがいったいどうなったのか、速すぎるカット割りが多すぎて私にはよくわかんなかったけど、)いつのまにか科学者は地球の底の最深部への通路を滑り下り、自らが新たな心臓となってそこに収まり、、、、、、、(だからどうしたのかはますますわかりづらいけど、)映写機から飛び出してきた映画が世界を救ったらしいみたいなようです。(あれだけ張り切ってた兄弟は再活躍せず、とにかく)最後は「映画」という文字しか出てこなかった。
(満足はしないけど)映画は偉いんだと知らされた。
めでたしめでたし。

Love Kills つきの『メトロポリス』なんかが好きな人は、無条件に本作も気に入りそう。必ずしもシネフィル向けってことはなく、万人が普通につきあえる。あらゆるカットがあんまりにも短いのはいいんだけど、中間字幕までどれも一瞬(か半秒ぐらい)なので、二度見せず理解しきるのは英語圏の人でも難儀かも。
そして何度見ても、資本家ジジイのとこ飽きない。
資本家滅べ。
地主たちは家賃を負けろ。(ちょっとぐらい。)


ロシア料理屋行きたい!


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