たりほssk

記憶にございません!のたりほsskのレビュー・感想・評価

記憶にございません!(2019年製作の映画)
3.2
クリーンな政治というのはこういうことを言うのですよね。誰もがこうあって欲しいと思うような公明正大さ、私利私欲を捨てたやり方、見ていてすごく心地よかったし、ポジティブで元気づけられました。

ただ、人のダークサイド面をあまりに強くは描いていないように思え、少しリアリティに欠けるというか、みんなどこか優しく、言ってみればファンタジーのような気もしました。でもそれは敢えてそうしているような感じもして、監督の狙いなのかもしれないです。

それにしても今までの記憶は喪失して、なりたい自分になってみるってすごくいいなあ。
自分もちょっとやってみようかな…。新しい自分になりたい時、その背中を押してくれるようなそんな励ましも、もらいました。
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