小学5年生が考えた悪ふざけ脚本を、大人たちが本気で映画化してしまったような作品。結構好き。
誤って切り落としてしまった男の子のアレを友人達が必死でくっ付けようとする。『ブックスマート ~』を遥かに凌ぐ下ネタのオンパレードに、力づくで笑わされた。そしてかなり生々しい造形のアレがモザイク無しで出てくる辺り、さすがNetflixオリジナル。
この映画の良いところは、ただの下ネタ全開ドタバタコメディで終わらず、固く結ばれた友情や恋愛など、思春期ならではの要素も含んでいたこと。1度目は何も考えずに笑って、2度目は青春劇として楽しむのも良い。
下品が嫌いな方にはまず薦められない映画ですが、アレがどんどん悲惨な目にあっていく様はとにかく笑える。本人からしたら悲劇以外の何物でもないのですが、そのシリアスさすら笑えてきてしまう。
メインストリームではない面白さを味わえるのも、Netflixオリジナル作品ならでは。