恐怖の報酬 オリジナル完全版の陰謀論者Xのネタバレレビュー・内容・結末

こちらもこの歳になるまで未見だった作品です。話の筋だけは知っていたのですけれども、初めてレンタルして見てみましたところ‪……‬かなり骨太で面白かったですね❗️

国外逃亡して流れ着いた南米の吹き溜まりで、逃げることも叶わず石油採掘現場で働く犯罪者たち。一攫千金を得て脱出を図るのですがそれぞれのバックボーンを丁寧に描いているので感情移入してしまうのですね。爆弾テロ・横領銀行員・強盗犯・殺し屋。下手に揺らしたら即爆発する劣化ダイナマイトを積んだトラック２台で目的地を目指し、生き延びるために協力する流れが熱い‪……‬❗️

悪路だけならまだしも様々な試練が彼らを待ち受けます。崩壊しかかった橋（しかも雨で絶賛増水中で木も流れてきます）をゆらゆら揺れながら渡る場面ではどうしても拳に力を入れてが入ってしまいますし、道を遮っている大木をダイナマイトで爆破したシーンでは快哉を叫んでしまいます😇

数々の試練を乗り越えて打ち解けたと思ったら、まさかのパンクで爆発サドンデス😂　残された一台でゴールを目指すも今度は反政府武装ゲリラにウザ絡みされたりとまだ悪運が襲いかかってきます。同乗者を失いつつもなんとかクリアして目的地間近かと思いきや今度はガス欠‪……‬❗️

最後はダイナマイトが入った箱を手で運んで持っていく執念。この時のロイ・シャイダーの真っ白い顔が怖い。賄賂警官ともおさらばして新天地に高跳び出来る目前でやってきた仕返しの殺し屋チームの姿の無常さときたら💦

原題「Sorcerer」は魔法使い・魔術師・妖術師という意味をもつ英単語ですが、この悪運を招き入れてしまった四人の事を暗示しているのでしょうか。