なんの知識もなく、ホラー映画だと思って観てしまった。
説明もないまま、各国で事件が起こっている。ちょっとつかめないなと思っていたら、トラックでニトログリセリンを運ぶというミッションが始まる。集まった４人が、あいつらだった。ここからが断然おもしらい。
修理したトラックのライトを点けたカットが超かっこいい。
南米のジャングルの中を2台のトラックが、ゆっくりと慎重にすすむ。
４人の男たちはケンカもするけど、協力しあってニトログリセリンを運ぶ。
もともと仲間でもなく、それぞれが大金欲しさに参加した仕事。他人には無関心なのか、ほとんど会話がない。そのためか画面に集中できた。
大雨の中の吊り橋を渡るシーンは、奥歯が痛かった。あんなに緊迫するとは。
一難去ってまた一難。いや。どう考えても無理でしょ。と思ってたらトラックは通過する。
すべての爆破シーンに迫力があった。CGではない本物の迫力がたまらなかった。火薬多めじゃないのかと心配になるほど。リアルなケガ人出てないのか？
完全版が初めて日本で公開されたとか、公開当時興行的には失敗したとか、タランティーノが褒めてるとか、ウィリアムフリードキン監督の自信作とか、そもそもリメイクだとか、観てから知った。
ともかくこの機会に映画館で観ることができてよかった。最高のエンタメじゃないか。
映画館は男率がかなり高かった。
あと、原題の「SORCERER」ってピンとこない。トラック運転手の４人が魔術師ってことなんだろうけど。
