ヒーリン

恐怖の報酬 オリジナル完全版のヒーリンのレビュー・感想・評価

4.5
ウィリアム・フリードキン監督作品。
元は1953年のアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の作品を、1977年にリメイクしたもの。当時、北米以外では30分短縮されたバージョンが公開されていたのですが、この度2018年、短縮された部分も収録したオリジナル完全版が公開されました。
祖国を追われ、南米奥地で細々と暮らす4人の犯罪者が、油田の爆発事故で起きた大火災の火を消すために、少しの振動でも大爆発を起こしてしまう消火用ニトログリセリンの運搬を1万ドルの報酬で引き受けるというストーリー。
もう、映像、音楽、ストーリー、どれを取っても申し分ないくらい面白かったです。特に、ジャケットにもなってる吊り橋のシーンは息を飲む緊張感で、40年前の映画でCGを使わずにこれを撮れるって物凄いなあと思いました。そして短縮版では無かった衝撃のラストも。
ただ、監督ができる限り台詞を省いたことにより、前半の構成がいまいちわからず誰が誰だかわからなかったのがちょっと難点かなー。
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