おばけシューター

未知との遭遇 ファイナル・カット版のおばけシューターのレビュー・感想・評価

4.2
未知との遭遇

ミラド
シラドラ
シラファソミ〜〜

↑関係ないゴッドファーザーの愛のテーマ

こんにちは。這いよる混沌のみなさん、こんにちは。
地球侵略の進捗はいかがでしょうか。

文章長いです。愛ゆえに

聞くところによると、映画公開当時の世間はUFOブームだった(というかUFOブームだから本作が作られた)そうですが、それまでの目撃情報が"空飛ぶ円盤🛸"が主だったのがこの映画の公開を境に"光る飛行物体⚗️"に変わっていったそうです。

事実かどうかはわかりませんが、たた私はこの逸話が大好きなんです。ファファファファファ〜〜笑(⚗️←なんだコレ)


で、本作、賛否いろいろでその理由もわかりますが、私はスピルバーグ最高傑作のひとつだと思っています。というか、他のあらゆる映画と比べてかなり異質な、めちゃすごい作品だと思います。

どこがスゴイかというと、多くの謎が放置されてストーリーも散らかっている作品であるにも関わらず、スピルバーグの神懸かり的演出力によって、最後は不思議と感動させられてしまうからです。もはや、半ば強制的といえるほどのカタルシスに振り回される快感がある!ファーー!

あの有名すぎる交信シーンでさえ、何を会話してたのか、そもそも会話できてたのかという基本的なところもわからないのに正体不明の高揚感と説得力があり、
最後にロイが家族と地球を捨てて宇宙人と共に目的不明の出張に旅立ってしまうのは、控えめにいって狂ってる行動なのに、強い理解と感動がある!

これについては、スピルバーグの本質論と併せて「SFへの興味の根底には未来へ連れ去ってほしい願望がある」「未知とコミュニケーションできることは本能的な喜びがある」等々理由づけを後から考えましたが、結局のところスピルバーグの演出力であるとしか言えないんですよねぇ。
だってこれ他の誰が撮っても、絶対意味不明で異常に感じるはずだから。

すれ違ってた2人が理解し合い、再び信頼を取り戻すという個人的に好きな瞬間
インターネットはじめたての頃、宇宙人と同義だった外国人との初めての対話が成り立った思い出
大学時代、友達三人で歩いた帰り道に普通にUFOを目撃したこと(ガチ)

これらの個人的な諸々がこの高評価に寄与してるのはそうですが、きっと私が遠い星から来たタコみたいな生き物でも同じように感動してたと確信する次第です。


おわり