「展開の遅さに困惑する続編」
石田スイの人気漫画の実写映画版第2弾。トーカ役が出家騒動の清水富美加から山本舞香に変更し、カネキ君大好き喰種の月山習役は松田翔太か演じる。
原作は既読だが、こんな話の遅さで大丈夫なのかと困惑する。終始月山に踊らされる展開で、前作は一応の区切りが付いた感じで終わったが、今作は数ある話の中のひとつってだけなのがキツい。マジで後8作ぐらい作らないと終わらないんじゃないのか。
月山が漫画版よりネタキャラじゃなくなり、よりストイックに恐怖と不気味さを最大限に引き出したキャラ変している。これはこれでアリっちゃアリだが、次回作で何事も無かったかのようにカネキと慣れ合ってたらそれはそれでどうかと思う。漫画版はその変のバランスが取れてて意外と許せたんだよなあ。
アクション的にも前作のが体感凄かったような気がするし、悪くはないがどうにも不完全燃焼だった続編だった。
そもそも興行的に前作よりだいぶ落ちたらしく、次回作が作られるかどうかすら危うい。ラストで思いっきり次回への伏線張ってるし、不発に終わらないことを祈るのみ。
