ベべべっち

ザ・ネゴシエーションのベべべっちのレビュー・感想・評価

ザ・ネゴシエーション(2018年製作の映画)
4.0
目的不明の凶悪犯?VS心に傷を抱えた交渉人?

危機交渉班の警部補は、ある事件で犯人と人質の両方を死なせてしまう。
警部補はそれがトラウマとなり10日後に辞表を提出しようとするが、別事件の人質を取った凶悪犯から名指しで交渉相手に指名され、再び現場に戻る。
凶悪犯が警部補を指名した意図とは?

凶悪犯役に、ヒョンビン
警部補役に、ソン・イェジン
姑?(笑)役に、キム・サンホ

ヒョンビンは本当に初の悪役なのかと思うほど雰囲気が出ていた。
ソン・イェジンは美人というよりかはセクシーだなと最初は思っていたが、セクシーだったのはヒョンビンの方だった…
そりゃ、観客のほとんどがおば様になるよね。
でも、個人的お気に入りは主演の二人ではなく、姑?役のキム・サンホ。絶対一番活躍してるし、このシリアスな作品でも笑いを取れる貴重な人材。笑

肝心なストーリーの方は、ガチガチの緊迫した交渉の頭脳戦!
…を期待すると肩透かしを食らう。
双方とも人間味が溢れ、結局はもはや感情がむき出し。サスペンスよりもドラマ色が強いように感じられた。
そして本当のクズは、、悪人は誰なのか?犯人の動機は?というところがメインなのかも。
そういう意味では、このタイトルはちょっとテーマとはズレてるのではないかと思ってしまった。というか敢えてズラしてるのか。

展開も荒いところもあり真新しいものではないが、、
撮り方が上手いのか、もしくはヒョンビンから色気が漏れているせいなのか、全くだれることなく観れた。


交渉人の部分ではなくて、主演の二人と姑を堪能できれば楽しめる作品。


あの団扇、おば様に売れそうだな…