どう料理しても最高の出来になるはずだった「スーサイドスクワッド」のあの肩透かし感。唯一の救いだったのはハーレイクイン＝マーゴットロビーのあの超魅力的なキャラクター。世界観を同じくしたスピンオフはめっちゃ最高です！しかも所々で本家をおちょくるような発言するからまた良いんだよな〜
ダークな雰囲気のゴッサムシティをポップな感じに仕立て上げた演出も素晴らしいし、何よりメインを演じた5人の女優達が超イケてます。そして原題では副題に当たる部分が邦題では主題になってのはとても良い選択だと思いました。バーズオブプレイは猛禽類という意味らしいですが、一瞬パッとくるようで、「？」ってなりますもんね。ホアキン版ジョーカーに続き少しずつ息を吹き返しているDC映画。DCEUが復活するならばマーゴットハーレイは必須のキャラクターですね！
内容はまず最初のアニメーションで心を持ってかれましたね。80年代風の懐かしいデフォルメされたアニメにハーレイの無邪気さが映し出されているようで掴みは完璧でした。
正直物語序盤から中盤にかけてはハーレイの語りが主で、しかも謎かけみたいな演出してるものだから時系列が行ったり戻ったりで「今どの時点？」と話を追いかけるのが面倒になったりしました。ここは雰囲気で観ましょう。ハーレイのファッションや奇想天外な戦闘スタイルなどミュージックビデオ感覚で良いのではないでしょうか。
中盤以降、とくにメインが揃ってからは文句無しに面白いです。中でもメアリーエリザベスが演じているハントレスがもう何とも言えなくて、女性の強さを象徴させたキャラかと思えば実はそうでなかったり、出番は比較的すくないですが笑いを一番持ってくるキャラです。う〜ん、好きだ！
アクションに関しては肉弾戦が主で、なんであんな銃いっぱい持ってる集団が素手で向かってくるのかツッコミはあるんですが、その分女性特有のしなやかな身体の動きによって生み出された綺麗な格闘が素晴らしいと思いました。しかしまあ、この映画男性が女性を蹴って殴ってぶっ飛ばします。それでもタフであり続ける女性の姿って見ていて爽快感を得ますね。
自粛ムードの中、公開延期が続くブロックバスター。こんな状況だから興行的には寂しいものになりましたが、予定通り上映してくれてありがとうございます！続編でたらまた劇場に行きますね！
