がらくた犬

ザ・ソウルメイトのがらくた犬のネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ソウルメイト(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

The Soul-Mate ザ・ソウルメイト
原題 원더풀 고스트 ワンダフルゴースト

"国家が破産…"をスクリーン1で観るつもりで行ったのにスケジュールを見間違えてたらしくてスクリーン2だって。いつもの新宿の映画館では韓国映画それもスクリーン1でしか観ない主義だから。や〜めた観ない。しかし…一旦は諦めるもスクリーン1では"ザ・ソウルメイト"という作品が上映されるらしい。友人と何映画?韓国映画?みたいな感じで窓口のお兄さんに"韓国映画ですか?"と確認してチケットを購入。劇場内は平日1850でもそこそこ混んでました。男性も半分くらい。そりゃそうだ。主演はドンソクさんだからね笑。
しかし…〇〇コレのノーマーク状態からの鑑賞でしたが私みたいな客もいるんだからせめて劇場入口で配布したフライヤーがあるんだったらチケット窓口に置くとか掲示するとか次何が上映されるのか…くらいの最低限の配慮は必要かと。スクリーン2つしか無いし限定上映なんだから出来るでしょ?〇〇コレとかへんな括りでの上映もスケジュールもサイトも見にくすぎる。〇〇コレのアイコンからはタイムスケジュールしか開かない。作品紹介には飛ばないからタイムスケジュールの下の方にある関連サイトのリンクから"〇〇コレサイト"に飛ぶと"サスペンス/クライム/スリラー"内にあります。また作品紹介には上映日程は書いてありませんから戻って"上映スケジュール"を見ましょう。次回は12/20〜って…新宿上映はひと月後だそうです笑。
この件については前々から問題にはなっていて沢山の方が提議しているけれどスケジュールが本当見にくいんですね。なぜスクリーン別に縦割で日付別に見れるようにしてくれないんでしょうね。他のミニシアターもラインでスケジュール送ってくれたりしますけどそんなに大変な事なのでしょうか?日付別スクリーン別に時間軸で見たいんですけど…学校の時間割みたいな感じで見れるようにして頂きたいんですが…PDFでいいんですよ。それとも私がサイト内で見つけられないだけですか?

すみませんボヤキはこのくらいで…
本題へ m(._.)m


本作のこと少し調べてみると2年前の2016年に撮影終了で韓国では2018秋夕=チュソク=韓国のお盆休みの大型連休に公開されているようです。日本では2019年秋それも〇〇コレ限定上映なのか。も〜普通に上映してください。
オープニングに"원더풀 고스트"と出たんでワンダフル…ゴースト?え?ゴースト?"ザ・ソウルメイト"なはずなんだけど?まさか苦手なオバケの話?とビクビクしながら観ていると…冒頭から手脚の長〜いお巡りさんが出てきた笑。韓国ものあるあるなんだけど見ているとだんだんカッコよく見えてきて1.5時間後には既にイケメンにしか見えなくなってしまう韓流マジックなキム・ヨングァンさんでした笑。身長186cm!元モデル!←元モデル好き♡
韓国版"ゴースト"と言われているだけあって韓国版ポスターはドンソクさんが陶芸のろくろを回していてその後ろにヨングァンさん笑…なんてパロディものもあるんだ笑

登場人物も少なくて…

愛する娘以外の人間には全く関心がなく街のチンピラの悪事を見て見ぬ振りしたりと正義感ゼロの柔道場館長ジャンス役をマ・ドンソクさん。心臓移植が必要な愛娘ドギョン役にまたもや天才子役チェ・ユリちゃん。
父「魚食べさせるからな」
娘「吐くから」
父「寝てる時にこっそり食べさせるから」
娘「起きたら吐くから」
魚屋の前で魚が嫌いな娘と娘の健康を気遣う父との印象的な会話シーン。このシーンの台詞はアドリブだったそうです。

だんだんだんだんイケメンにな〜る〜な韓流マジック正義感200%の熱血警察官テジン役で途中からはゴースト役のキム・ヨングァンさん。他作品でも拝見していましたがまじまじと見たのは本作が初めてかも。
ヨングァンさんがゴーストになってからは共演者はヨングァンさんがいない状態でも同じシーンを撮らなければならなかったそう。なるほど…。

テジンと同じ交番に勤めている先輩警察官ジョンシク役のチェ・グィファさん。2014年ドラマ"ミセン"の天使パク代理役や2016年映画"新感染"でホームレスを演じられた名バイプレイヤー。19年間無名だったという苦労人でもあり今後も応援していきたい役者さんの1人です。本作撮影時期に映画"タクシー運転手"の撮影も掛け持ちしていたとか。凄いですよね。韓国俳優さんって舞台やミュージカルもそうなんですけど作品を掛け持ちして出演されたりするんですよね。本当器用だと思います。

あとはテジンの婚約者→妻ヒョンジ役をイ・ユヨンさん。彼女は亡くなられたキム・ジュヒョクさんのリアル恋人だったんですよね。泣きの演技なんて見てて辛すぎます泣。デビュー作"アトリエの春 昼下がりの裸婦"では新人ながら裸婦モデルを演じ話題になりました。私はまだ観れてないんですよ〜。

というわけで前情報もなく期待せず観たわけですがなかなか良かったんですよ。
道場の館長ですから過度に超人ドンソクを期待してはいけません。あり得ないファンタジックな設定にも目を瞑る寛大な心が必要です。派手ではないけどアクションシーンもあるしファンタジックでも途中退場者もいなかったみたいだしアニメ大国日本でファンタジーは見慣れてるからかあのくらいは大したことないのかもね笑。
声出して笑ったりすすり泣いたりと感情も揺さぶられます。1.5時間くらいだから苦なく観れますよ。女性でも楽しめます。私のような韓国おっさんずラブな方もマッチョ好きな方もクマさんみたいな男性好きな方も…あと元モデル好きさんもどうぞ!