keith中村

アナベル 死霊博物館のkeith中村のネタバレレビュー・内容・結末

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

 このシリーズは安定した面白さを維持していて、素晴らしい。
 「ギフテッド」のマッケナ・グレイスちゃん、ちょっと大きくなったなあ。
 
 今回、コミックリリーフを一人で背負ってたのが、お向かいに住むボブくん。
 まあ、コミックリリーフがこの作品に必要かどうかは措くとして、中盤まさかの「セイ・エニシング」展開になったのは笑った。
 この俳優さん、名前が綴りまで同じの「マイケル・チミノ」。エゴサーチするとき不利そうだなぁ。
 
 アナベルのケースを開けちゃう動機は、よほどのものが必要なんだけれど、どう描くのかと思ってたら、そう来ましたか。
 うまいっ! と思いました。
 序盤でダニエラちゃんのことをちょっと厭な娘かと思ってたけど、許しますよ、そんなトラウマ引きずってるんなら。
 ま、あくまで観客として許すだけで、実際あの場にいたら、「何してくれてるねん!」と怒鳴ると思いますがね。
 
 ダーリン・ダッドの振りをする邪霊がダニエラちゃんに浴びせる言葉は、怖いというより、心底怒りを覚えましたね。それ以上酷い仕打ちはないでしょう。ダニエラちゃんが可哀想すぎる。だもんで、ラストでの救済が感動的だったなあ。
 
 終盤は、「エンフィールド事件」に続いてこちらでもパトリック・ウィルソンのトラップ大佐シーンがありました。
 やっぱ最高。今回は出番が少なかったけど、ここは素晴らしかった。
 
 本物の方のロレインさん、今年亡くなってたんですね。
 最後にそれがわかるようになっていて、ちょっとしんみりしました。

 MPAA番号:52191。
 原題は"Annabelle Comes Home"。なので、直訳すると、「アナベルがやって来る ギャア!ギャア!ギャア!」