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ホワイト・クロウ 伝説のダンサーのmiiのレビュー・感想・評価

3.4
伝説のバレエダンサー ルドルフ・ヌレエフ。
彼はどうしてこんなにも我儘なのか
謙虚でないのか
この辺りが わたしは好きではありませんでした。

ただ 外国人と交流するのがそんなにいけない事?
それがこの時代のソ連というものなのですね。
大スターとなっても 公演の後の外出の許可を取らねばならない。
KGBに監視されているのです。
自由がない。

彼の反逆的な態度から
自国へ強制送還される事になります。
そのような事になれば
彼のバレエの人生は絶たれるかもしれない。
最悪 投獄されるかもしれない。

友人のクレアの協力で 亡命を試みるのです。
ここが本作の見所。
亡命となると 国をも捨てる事になる。
けれど 自由を求めて彼は実行するのです。
四方をがっちりKGBに囲まれた中で
亡命が成功するか否か?
張りつめた緊迫感が 見てるこちらも緊張してしまうのです。

主人公ヌレエフ役 オレグ・イヴェンコは現役ダンサー。
セルゲイ・ポルーニンも友人役で登場。
監督レイフ・ファインズはバレエ教師役で出演。
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