WEBマガジン編集者の望月那沙は、あるきっかけで「男女関係にならないスイッチ」を持つと語る柳瀬草太と出会う。
草太は「レンタル友達」を仕事にしており、那沙は草太をレンタルし、キスをしても友達でいられるか検証を試みようとする。
一方、那沙のルームメイトの珠希は、音楽を通じて草太と距離を縮めていく。
三角関係になると見せかけてならなかった。音楽的に好意を寄せていた(歌い手と作曲家で)タマキとヤナセ。
そこに加わり、二人の音楽的仲を理解しようとしたがいまいちピンとこなくて、最後のレンタルをして、もう一度キスをしてみたら、なんかありそうでやっぱり友達だったっていうオチ。
「男女の友情は成立するか」
っていう誰もが疑っているテーマだが、最初の入りがレンタル友達という特殊なパターンなので、ちゃんとした検証でもないが、ヤナセの「付き合ってみるか？」の問いはあれは本性なのか？いやでもその後に「じゃあよかった」と言っているあたり、言ってみただけなのか。それとも依頼者とは恋仲にならないと言っていたので建前だったのか。
途中から話の軸がズレているという意見が多かったが、人生ズレまくることばかりだし、感情のスイッチなんていつ入るのかもわからないんだからこのストーリーの流れが一番リアルなんじゃないのかな。
それこそ最後は付き合わなかったのだから、テーマ通りでしょ！
わたしは二人はお似合いだと思ったし、いろいろ乗り越えたわけだから付き合うべきだと思うけど！
やっぱり男女の友情なんてありません！って言ってほしかった！
