Nちゃん

ある男のNちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ある男(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

弁護士の城戸は、かつての依頼者・里枝から、亡くなった夫・大祐の身元調査をして欲しいという奇妙な相談を受ける。
里枝は離婚を経験後に子どもを連れて故郷へ帰り、やがて出会った大祐と再婚、新たに生まれた子どもと4人で幸せな家庭を築いていたが、大祐は不慮の事故で帰らぬ人となった。
ところが、長年疎遠になっていた大祐の兄が、遺影に写っているのは大祐ではないと話したことから、愛したはずの夫が全くの別人だったことが判明したのだ。
城戸は男の正体を追う中で様々な人物と出会い、驚くべき真実に近づいていく。


最初から最後までずっと面白かった!
最後の最後に妻夫木に隠された秘密も暴露で、してやられた感。
妻夫木も人探しをしているようで自分事だったんだな。自分もなりすましてたんだな。でも人間って誰でも簡単になりすますことができるし、その場で違う名を名乗れば一瞬で他人になれるし。
誰でも別人になりすませるということ。
妻夫木の妻が女の心配をしていたのは再婚だったからなんだね。
あんたも浮気してるけどね〜

「どんなに消したい過去があっても消せないなら上書きしていくのみ」
ミステリーに思えて、意外とシンプルでした。
死刑囚の息子なんて想像を絶するような生き方だったろうし、旅館の息子も期待ばかりで親の敷いたレールを生きる決定にも嫌気が差したんだろう。

出てくるキャストがいちいち豪華で一軍勢揃いしちゃってごちゃごちゃ感は否めないが、それぞれがイメージ通りの役だったので意外性もないです。

在日やら朝鮮人やらなんやらってあれって何が関係している?意味ある?
見た目で判断、差別するなってこと?
Nちゃん

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