フランス映画をパロディ化しただけあってすごくフランス映画っぽいというか、フランス映画に詳しくないひとが漠然と思い描くフランス映画的なフランス映画。
優柔不断ないい男を中心に美女ふたりを添えるだけでも眼福なのに、美女はそれぞれ「大人として熟した女性」「まだ大人ではない美少女」といった役割を与えられており、もしこれが現実だったら当事者の男性は悩みに悩んでハゲるであろう。
しかしルイ君はハゲることなく益々カッコ良い。
我々が想像する美しいパリで、我々には全く縁のない美男美女三角関係こそ映画を楽しむ醍醐味だとしみじみ思った。