このレビューはネタバレを含みます
モサドの諜報員がシリアにいる諜報員がシリアにいる科学者を脱出させようとするが、実は最高位の諜報員「エンジェル」を守るための壮大な陰謀の駒木にされているのだった。
スパイツールとか派手なアクションなどがあるわけでなく、時代設定が東西ドイツ統合直後なのである意味「スパイが一番スパイらしかった時代」と言った感じ。
だけど実際は登場人物にあまり華がなくみんな同じような顔に見えて誰が味方で敵勢力で、という視認性がイマイチと感じてしまったのち結構物語運びがかったるいと思ってしまった。
冒頭の裏切り者の諜報員を確保するくだりとかカメラが近すぎてよくわからなかったろするのでちょっと勿体無い。
007よろしく女性ジャーナリストとの絡みがあったり終盤非情になれなかったりとどこか007などのスパイものの展開みたいなのがあるのでせっかくなんだし全編シリアスの方が良かったかなーとか思ったり。
だけど最後に最後に明かされるエンジェルの正体が不安定な平和と均衡を暗喩してるようで、実際はどこの国もこんな感じで密通してんだろうあ、というような妙なリアリティがあってよかった。
あと唯一007に勝ってるところといえば着けてる時計がオーデマ・ピゲなところw