チャチャのパパ

運び屋のチャチャのパパのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.0
クリント・イーストウッドの新作なら観なきゃ!と朝から近所のシネコンへ。

この映画は、クリント・イーストウッド自身の人生観みたいなのがとても反映されてるんだろうな。実の娘が娘役だったりする以前に。

ひょんな事から「運び屋」になった主人公。御歳90才というのは新聞に載っていた記事で、それに着想を得て脚本が出来ているから元はあっても事実じゃあない。

粗筋書く趣味は無いので適当に流すが、あれはみんなノーマークだよ。いかつい運び屋の全く逆のお爺ちゃんだぜ。90才で格闘とかねぇだろ。

それが段々ととんでもない事になっていってとうとう・・・

それにしてもこの“アール・ストーン”役はクリント・イーストウッドにとっては自身の人生と重なるところが多い。そう「グラン・トリノ」のようだ。

脇を固めるのがまた、実子のアリソンや、弟子のブラッドリー・クーパーが素晴らしいのは勿論、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャなどみんなイーストウッド監督の作品を楽しんでるのだろう。

その中でも、元奥さんを演じていたダイアン・ウィーストが素晴らしい事。あど孫娘の子ね。

あと何年映画を作るのか?分からないが、死ぬまで映画人としていて欲しい!そんな希望を持ってしまう。