久々のクリントイーストウッド監督・主演作品
妻や子供をかえりみないで花づくりの仕事に打ち込み、それなりの成功をしてきた主人公
今は、時代の変化に対応できず、家族からは見放され、仕事も金も失った９０歳の老人
そんな彼がひょんなことから引き受けた麻薬の運び屋の仕事で、思わぬ大金を得ることになる・・・
イーストウッドらしく過剰な演出をさけた映像で、今作も自然に流れるようにドラマが進んでいきます。
タイトルやポスター予告編等から、もっとサスペンス色の強い作品かと思いましたが、思ったよりも穏やかな印象が残る作品でした。
サスペンスやアクションを求めると肩透かしをくってしまうかもしれません。
効率やルールでがんじがらめの現代社会
少し目線を変えて、もっと生きる事を楽しんでみたらどうだい？
そして家族を大切にする事
本物の愛情や時間だけは、どんなにお金があったって買えやしない物なんだから。
イーストウッド お見事です。
今度もやっぱり傑作でした。
