イベリー子豚

蜜蜂と遠雷のイベリー子豚のレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
4.0
公開中の庶民味パリピアノと違い
完全に良家の箱入りです。

まず気をつけなければいけないのは
おっそろしく静謐といいますか
ゆったりと落ち着いたテンポで物語が始まるので
極上の催眠効果と戦う必要があります。

その勝者だけが神のキューティクルを纏いし松岡茉優の冷たくて情熱的で激しい指遣いに震えることができるのです。

……っていうか演奏シーンの迫力たるや!!
この映画をスクリーンで観ない意味がわからない!!

特に決勝のオーケストラバックは圧巻!!
1人1人、ピアニストによってガラッと空気が!
鹿賀 丈史の顔が!!!ちゃうんですよ!!

主要4人の物語やピアノをもっとみたくなっちゃいますねまったく!

惜しむらくは原作未読だったこと!
相乗効果を味わいたかった~!!