旧作見てから行ったので、比較から。
前作と大きな流れは変わらないものの、ちょっとしたセリフによってキャラの心情変化が分かりやすくなった気がした。
「一生添い遂げる」も、よりカジュアルなニュアンスに。
ベースにどういった民族間抗争があるのかも分かりやすい。
同じ歌でも挿入する場所が変わるだけで全く変わったのにもびっくり。(CRAZY BOY)
ミュージカルということで、好きなダンスシーンは、
一番目はダンスパーティー!
派閥ごとのドレスのコントラスト・踊りに見える文化の違いが面白い。どちらも違ったカッコ良さがある。
二番目は上記にもあるCRAZY BOYのとこ。ストーリー内の挙動とバレエを組み合わせるのが上手い!
おなじみの指パッチンも同じく。(初見でのインパクト強かったぶん今回はそこまで強い感動はなかったけど)
一番印象に残ってるシーンは、実は抗争でも2人のラブシーンでもなく、
マリアがアニータに説得するシーン。
前作でもそうだったけど、アニータに一番共感してしまう…
愛にゾッコンなマリアが「愛は素晴らしい、愛こそ全て」って語るけど、
アニータは同じ様に愛した人が失ったばっかなんだよ…
それ言われるほど恋しさと喪失感が湧くし、憎らしくなるんじゃないか…
と、アニータの涙の理由を勝手に補完してしまう🥲
許しはしない、けど距離を置く、あげくに助けてあげようとしたアニータはなんて深い人間性を持ってるんだ…😭
旧作で衝撃だった乱暴のシーン、
短くなったし、敵方の女たちが必死で止めたり、ヴァレンティナからしっかりと非難があってよかった。
この後の彼女の描写はないけど、無事乗り越えられていることを願う。
ところでウェストサイドストーリー、元ネタはロミジュリ。
けど、アニータだけは元ネタの配役が見当たらない。(と思う)
映画のオリジナル要素だからこそ、実はかなり重要なポジションなのでは、という贔屓。