YellTao

スケート・キッチンのYellTaoのレビュー・感想・評価

スケート・キッチン(2018年製作の映画)
4.0
こういった表現に血が流れるのは、やっぱり女性監督ならではなのかな?

スケートに夢中な17歳のカミーユに、バスケとダンスに熱中してた頃の自分を観た気がする。
特に、変化し始めるカラダへの羞恥心や、自分の好みとするプレースタイルだからこそ感じた男子との体力差やテクニックでの劣等感は、治りかけの打撲みたいに未だ微かに痛かった。

同じ趣味で集まった女子クルーにも。性差なく一緒にふざけたボーイズグループにも。そこで芽生えるほろ苦さや甘酸っぱさにも。
Ritual "The Only One"の使いどころが良くって、その歌詞でまた見た目と違う複雑な孤独感を凝縮して爽やかに伝えてくるから泣きそうに…


夢見心地。
まるでタイムマシーンにでも乗ったみたい。
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