芹沢由紀子

バード・ボックスの芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

バード・ボックス(2018年製作の映画)
3.5
全体的には、「ウォーキングデッド」のシーズン1をコンパクトにまとめた感じの印象です。敵が見えないゾンビになっただけというか。

ただ、サンドラブロックが等身大で、自然な演技でした。子供らもかわいい。ファッションも。北欧の香り。

ほとんどが家の中と、川下りのシーンで、コンパクトだし、ストーリーもシンプルです。わかりやすくて見やすいです。ところどころ、主人公の心の葛藤がリアルに感じられて、うぐっと来るいいシーンがありますが、サラっと描きすぎで通り過ぎていきます。
子供を必死で守ろうとする母親の姿は、それだけで1本の映画にできるようなパワーのあるモチーフです。

好きかどうかだと好きじゃない映画だけど、面白かったし、見てよかったです。
芹沢由紀子

芹沢由紀子