あっくん

ブレイブ・ロード~名もなき英雄~のあっくんのレビュー・感想・評価

4.5
以前から気になっていた作品を観賞🌟
そして初めてのトルコ映画✨
60年の時を超えた実話の戦争ドラマ🎶
この実話を知れて本当に良かったです✨✨(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

🫂あらすじ
1950年、とある村の韓国人少女アイラはお父さんから木製手作りの小さな自転車をもらった時に残酷な出来事が勃発…。それが朝鮮戦争…。

一方婚約者を国に残し、国連軍の一員として参戦したトルコ軍兵士の一人が主人公スレイマン。
彼は戦災により両親を殺された幼いアイラと運命的な出会いを果たし、かけがえのない存在になっていくが、彼にはいずれ帰国命令が刻々と迫っていく…。

そして60年という長い時が経ち、とあるドキュメンタリー番組のスタッフからお声が掛かった…。

🫂感想
涙腺崩壊‼️。゚(゚´Д`゚)゚。
話しが分かっていても、これは目にきます💦

韓国のドキュメンタリーをトルコ側で映画化し、アカデミー賞外国語映画賞のトルコ代表として選ばれた作品。
トルコでは映画の来場者数400万人。
前半では出会い、中盤は繋がりと別れ、後半は再会とパートの雰囲気が変わります。

戦場で見かけるのはやはり巻き込まれた子供の深い悲しみと涙…。
残酷な戦場で生き残り、心も傷ついたアイラの悲しみは計り知れないもの…。(´;ω;`)
命の恩人でもあり、心優しきスレイマンもまたアイラと関わる内に深き絆が結びつきます。
残酷かつ過酷な戦争の中、父性なる優しい愛が生まれた事に感動します✨

スレイマンだけじゃ無く、アイラの純粋と無邪気さは周りの兵士達の心も癒やしていく…。
まるで希望の光の様な存在感🌟
二人に加え、友人兵士との関わりは観ていて微笑ましいですね🎶(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)
特に友人のアリが印象的…。(・・;)

子供の頃に救ってくれた恩人は深く心に刻まれると思います…。
だからこそ、別れはより一層辛いものを感じますね…切なすぎます💦
戦争ならではの宿命ともいえます💦( TДT)

ラストシーンは60年という歳月の重みの中で叶った再会…。
観た瞬間、一人でも多く知ってほしいと願わずにはいられないと思いました✨(๑•̀ㅂ•́)و

🫂ツッコミ所
実話の題材は満点で涙腺崩壊しながらも、作品自体はツッコミ所が満載でしたね💦
この部分で作品の評価が分かれるかもしれません💦

・戦争ドラマ要素が強いので予告編にほぼ流れた派手な戦争アクションは思っていた以上に少なめ💦

・日本のシーンの中で、アイス屋さんにサクマ式ドロップスが置いてましたが、まさかのジブリキャラの姿が発見⁉️Σ(゚Д゚)
サクマ式ドロップスといえばあのキャラですね💦

・本作の中で実際にあったマリリン・モンローの朝鮮慰問も描かれていますが、時期が違うので本作のオリジナルシーンです💦
マリリン・モンロー役の人も、元々モンローのモノマネで実際活躍している方だそうです。
確かに雰囲気が出てますね💦🤔

・中盤の一部からは日本を舞台にしていますが…。
…って日本じゃねーし💦中国だし💦ヽ(`Д´)オイ!!
どうしてこうなったwwwヽ(・ω・)/ズコー
外国作品はこういった部分(例でいうと海外ドラマ“ヒーローズ”や“フラッシュ・フォワード”等)はよくあると思いながらも、確実に誤解を与える様な日本のイメージは総ツッコミで内心複雑でした💦💦(-_-;)

…そんなツッコミ所が色々ありながらも、それを一蹴してしまったのはラストシーンまで観てしまったからだと思います…。(・・;)
本作はスレイマン自身もカメオ出演(下記詳細)+現場にも参加しているので、映画化すること自体が価値があるかと思って高評価です。🤔

🫂実際の映像
最後に映し出された映像はYou Tubeでも見れますし、色々と調べるとより深く絆が実感します🎶(名前(英語)で調べるのがオススメ)
再会後もまるで長き時を忘れたかの様に家族の様に関わっている姿を見て、心深くくるものを感じまた涙腺崩壊💦。゚(゚´Д`゚)゚。

そして今回、カメオ出演としてスレイマン本人が住民役として出演しています。
韓国へ旅立つ前にパン屋の前に座って新聞を読む老人が敬礼していました。
残念ながら、映画公開前に91歳でお亡くなりになり、そしてアイラ探しにも手伝い、スレイマンを支えた奥様も後を追う様にしてすぐ亡くなられたとの事。

🫂キャスト
監督はカン・ウルカイ(Netflix作品“日々はうたかたに”)

主人公スレイマン役のイスマエル・ハシオグル
少女アイラ役のキム・ソル
コールター将軍役のエリック・ロバーツ(ジュリア・ロバーツの兄、エマ・ロバーツの父親、ダークナイト、バビロン、エクスペンダブルズ)
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