働きすぎの母親と、10代の娘。
不思議なことに突然身体が入れ替わってしまう。
お互いの身体で生活するうちに、今まで味わったことのない共感を互いに感じるようになる。
10代の青春真っ盛りな娘とガミガミ母親が入れ替わってしまうおなじみの名作、『フリーキー・フライデー』をディズニー・チャンネルが映像化。
『フリーキー・フライデー』は、「1日でいいから自分の立場からものごとを見て欲しい」と願う娘と母親の中身が入れ替わってしまう物語。
1972年のメアリー・ロジャース著のコメディ小説をもとにした作品で、何度か映画化されています。
他の『フリーキー・フライデー』は観たことないけど、この作品はリメイクとかではなく全く新しいものなのかな?
とりあえずディズニー映画だから危なげなく、家族向けに破綻なくまとめ上げられています。
内容は、身体が入れ替わったことで置かれた状況も立場も入れ替わり、相手のことを理解していくって感じです。
親と子が入れ替わるというギャップを素材に、ラストまでとことん遊び倒した感じのコメディでした。
娘のボーイフレンドに母親の姿で抱きついたりするのは、この手の映画あるあるで面白かったです。
しかし2人の演技がディズニーならではの、どこか過剰になり気味な感じで少ししらけるときもありますが。
また、ドラマもぺらっぺらだし、中盤のドタバタぶりも大げさだし、完全に子供向けって感じです。
全体的に近年、多方面で求められているダイバーシティに富んだ作風で、自分らしく、そして新たな自分自身を見つけ出そうというメッセージ性が強い。
ちなみに私は7:3で母親派かな。
娘の言い分も分からなくはないけど、学校を無断欠勤、部屋は散らかり放題、弟を邪険に扱う。
こんなんガミガミ言われないほうがおかしい。
むしろ何も言われないほうがどうかしてる。
しかも16歳にもなって新しいお父さんに、「父親面しないで」とか言っちゃう。
こういう言葉がどれだけ周りの人を傷つけるか分からないものなのかね。
ただまぁ母親は母親で問題ありなので、喧嘩両成敗ということで。
まぁ休日の気分転換に観るにはちょうどいいかも。