Dachiko

ディープ・ブルーのDachikoのレビュー・感想・評価

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)
3.8
爆発。飛び散る肉片。大海に咲く紅い花。

夏ということで、海も恐怖も涼しさも同時に感じることが出来るサメ映画、中でも名作と名高い今作『ディープ・ブルー』を見た。

勝手なイメージではあるが、かの有名な『JAWS』が高級で上質なサメ映画だとすれば、今作はファミレス料理程度のいわゆるB級映画である。 が、個人的には今作の方に軍配を上げたい。

1時間45分という映画的にベストな尺の中に詰め込まれた、これでもかと言わんばかりの見せ場と名言と死。

ラストシーンも圧巻であり、因果応報もしっかりしているし、また、あれ程綺麗に咲く“花”は見たことがない。

夏に見るにはもってこいの映画なので、カーテンを閉め、部屋の電気を消し、クーラーの電源を付けて、見るといいかも。