爆発。飛び散る肉片。大海に咲く紅い花。
夏ということで、海も恐怖も涼しさも同時に感じることが出来るサメ映画、中でも名作と名高い今作『ディープ・ブルー』を見た。
勝手なイメージではあるが、かの有名な『JAWS』が高級で上質なサメ映画だとすれば、今作はファミレス料理程度のいわゆるB級映画である。 が、個人的には今作の方に軍配を上げたい。
1時間45分という映画的にベストな尺の中に詰め込まれた、これでもかと言わんばかりの見せ場と名言と死。
ラストシーンも圧巻であり、因果応報もしっかりしているし、また、あれ程綺麗に咲く“花”は見たことがない。
夏に見るにはもってこいの映画なので、カーテンを閉め、部屋の電気を消し、クーラーの電源を付けて、見るといいかも。