空海花

ブルーアワーにぶっ飛ばすの空海花のレビュー・感想・評価

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)
3.0
主人公の何か切羽詰まって苛立つ感じは実は少しわかる気がする。これまででまったくないと言えば嘘になる。所々では、おいおいそりゃないって、と思うが。ただああいう飲み方には全く共感できない。不味くなるので(ただの酒好きか笑)
最初はシム・ウンギョンの不思議にやや辟易。日本語が…。湘南出身?どんな設定?「新聞記者」の時とのギャップが激しすぎる…最初はぎくしゃく、違和感を持って観ていた。
しかし、中盤から、こんな友人或いは後輩いたら結構いいじゃんと思い始める。流暢ではない日本語も含め、だ。
それが理想だと、終盤明らかになる。
理想は言葉が少し違うかな。
ちなみに旦那さんもいいな。こちらは理想かも。

雑なところもかなりあるけれど、飾らない田舎の風景。舗装されていない道。澄みきった空という清々しい田舎ではなく、曇天と大雨。この方がリアルだと感じる。茨城もっといい観光地あるのにそこまでは行かないんだろうね。劇場から笑いがそこかしこから。常磐沿いなのでね(笑)
帰省した家は…リアル過ぎて怖い。
心の変化も合わせてとても自然に撮れているなと思う。新人女性監督らしいので今後楽しみ。
タイトルもセンスを感じる。
エンディングテーマも合っていて。映像も良くツボだった。若い感覚だけれどちょっぴり元気がもらえた。人生これからだ。
空海花

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