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名探偵コナン 紺青の拳のkjのレビュー・感想・評価

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)
3.4
ようやく最新作まで追い付きました!シンガポールを舞台にキッドと京極さんが無双する今作。

導入がいつもと違う雰囲気で始まり、ハードボイルドな雰囲気を醸し出すのも何のその。後半はジャンプ漫画もビックリのバトル映画と化します。

京極さんが謎のマインドコントロールに苦しむもののチート級の無敵さを誇り、グレンラガンかと思う劇画調で敵を吹き飛ばすだけでなく、蘭ねーちゃんも巨漢の男を吹き飛ばしていく様は圧巻。久しぶりに小五郎のおっちゃんにも格闘シーンがあるなど見所多いです(決戦シーンで眠りの小五郎を匂わせた居眠りは何だったのか笑)。

一方黒幕は結局どっちなんだ?笑というくらいのグダグダ加減ではあったものの、ドタバタしながらも海賊達に大型タンカーを奪わせ突撃する破天荒さ(原油タンカーなので仮に油濁、爆発炎上した場合、町を作り直すどころの騒ぎでは済まない)、どう収拾つけるつもりなのか想像もできない勢い任せテロリズムの数々に驚くばかりです。

犯罪のスケールと犯人のスケールがマッチしないことにモヤモヤする作品となりました。

また要所要所の突っ込みどころは健在で、コナンの見た目で、同じ声で、日本語を流暢に喋るアーサー君を疑う素振りを見せない蘭ねーちゃんが、どうしてキッドの変装には気付けたのか、という作中最大のミステリーに悩まされるのでした…。コナンくんのことはどーでもいいけど、大好きな新一がおっちゃんということに違和感持つとは、恋する乙女の恐ろしさを垣間見ました。
そして蘭ねーちゃんはいつまでガラケー使ってるん?笑
これってなにか説明されてるんですか?

とはいえ、もはや普通に楽しめたコナン映画ファンの一人でした!笑
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