このレビューはネタバレを含みます
約3年ぶり2回目の鑑賞。
劇場で見た前回は、京極さんのドラゴンボール演出の記憶しか正直残らなかったのだが、奇しくも今回も大部分はそれに持っていかれた。残りはエンディング前の青山先生原画の園子がめちゃんこ可愛いこと。
レオンが仕掛ける計画とその裏でさらに糸を引こうとするリシ。この構図自体はけっこう面白いのだが、キッドとコナンの絡みや京極さんのシーンに時間が割かれてしまったためか、その面白さが中途半端に終わってしまった印象である。
特にリシのラスボス感が出たところまでは良かったのだが、それを匂わせる描写が正直見当たらず（見逃しているだけなら自分が悪いが）、後出しで「自分は全て知っていて、裏からこの展開扱っていたよーん」と言われたような気分になってしまう。
また序盤のキッドVS京極さんは、映画に花を添えるいいレベルのアクションなのだが、最後のシーンはさすがにもうギャグかな？となってしまう。
後ろに抱えられてる園子、トラウマになるわ。
この映画がミステリー要素のあるアクションギャグ映画なら、見方も変わったのだろうが、劇場版コナンとして見るには、少し残念だった。
ホッとした点といえば、キッドが新一に化けていることに蘭が最初から気づいていたことである（この展開もなかなか唐突であったが）。
ただ、残念ながら2回目ではないんだなこれが。蘭の見破り能力、なかなか安定しないものである。
