シエル

まともな人生のシエルのレビュー・感想・評価

まともな人生(1979年製作の映画)
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『俺たちはモッズと呼ばれる』の10年後。

ケンタは妻と子どもと平穏に暮らしているが、母親が義父を殺した罪で逮捕されていた。ストッフェはジャンキーになり、妻は彼との生活が耐えられなくなってきている。最終的にストッフェはオーバードーズで死に、そのショックで妻は精神病院に入院、残された小さな息子は里親の元へ預けられた。

ケンタの母の言:
子どもがいないというだけで、刑務所と結婚生活は何も変わらない。
毎晩、帰ってきたら家事をして、夫を酷く酔わせないでとお祈りし、朝起きたらまた家事。刑務所では家事をらやらずにテレビを見ていられる。刑務所に行くのは良いことではないけれど、休むことができた。

彼女のように、刑務所に休みに行くとか食べに行くとか、刑務所が安全な国では割とあることのような気がする。

皮肉なタイトルの作品。

(過去の鑑賞メモ 2018.12.01)
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