たき

天気の子のたきのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
1.5
最新作も公開されたとのことで、再鑑賞してみました。
当時はエヴァの破のときと同じざわざわを感じたのでどうにも好きになれなかったのですが、シンエヴァを観た今はどうだろう、と思いつつ。

あの娘か。世界か。

確かににんげんなんて、しょせん出来損ないの群体なわけですし、遅かれ早かれ個か全かを選択しなければいけない場面に直面せずにはいられないのかもしれないわけですが。
だけどきっと、正解なんてない。
二者択一になった時点で、そこにはもう正しさなんてないと思うのですよね。(あってはいけない、と思いたいというのが正しいかもですが。)どっちを選んだって等しく罪作りであることにかわりはないと思うのですよ。

個か全かが問題じゃない。

本作はそれが自分で選んだ結果なのかどうか(自分の力で世界を変えられるのかどうか)に言及する着地点となっておりますが、無論それはそれでよいと思うのですが、それ以前にそうすることで巻き起こる諸々の問題に対して、責任を取る覚悟があるかどうか。を前面に押し出してほしかったというくやしさが。

でも確かにカップヌードルは2分がおいしいと思います。
たき

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