「貧困の反対は富裕でなく正義だ。」
ノンフィクション『黒い司法 死刑大国アメリカの冤罪』を原作。主演はマイケル・B・ジョーダン。
黒人への差別が根強い 1980年代アラバマ州、犯してもいない罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルターを助けるため、新人弁護士ブライアンは無罪を勝ち取るべく立ち上がる。しかし、仕組まれた証言、白人の陪審員たち、証人や弁護士たちへの脅迫など、数々の差別と不正がブライアンの前に立ちはだかる。
娯楽映画なのかと思っていたが、バリバリの社会派映画であった。
「グリード」主演のマイケル・B・ジョーダンが好演。刑務所で検査のため服を脱ぐシーンがあって、ムキムキの裸を披露し、「なんで弁護士でこんなムキムキなん」と笑ってしまった。
しかし映画の内容はとても重いもので笑えるような内容ではなく、かつてのアメリカ司法の闇と対峙する様を粛々と描いている。