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Make Us DreamのAPのレビュー・感想・評価

Make Us Dream(2018年製作の映画)
4.0
リヴァプールの伝説ジェラード、海外サッカーには詳しくないですが1人のサッカーファンとして知っておくべき歴史だった。

イングランド代表での活躍をちょっと知っていた程度やったけど、そんなこと言ったらリヴァプールファンに怒られそうな程に素晴らしい選手でレジェンドでした。本作で描き切れなかったことはWikipediaで補完した。

7歳くらいからリヴァプールのユースで片鱗を見せ始めるだけでも強烈だが、デビューしてからずっと試合に出続けてるのも単純にすごい。リヴァプールだけで700試合出場はエグすぎる。

初ゴールはボディフェイント二発で鮮やかに。ドリブルもできて本当に万能ミッドフィールダー。ゲームメイクするシーンもちょっとだけ観たかった。

そんでもってやっぱりミドルシュートがカッコよすぎる。シュートレンジの広さ、交わしてからの振り抜きの速さはJリーグに慣れた人からしたら異次元よ。今でもミドルシュートが得意な選手に対して和製ジェラードとか言いがちやし。僕も脚からミサイル発射したかった。

一方でプレッシャーに苦しみ続けたサッカー人生だったというのもよく分かった。キャプテンマークを巻くのもめちゃくちゃ早すぎでないか😦 これほど得点が期待されるミッドフィールダーというのも珍しいし。アメリカでの1年がまた良い時間になったのは間違いなさそう。

チームとしてもオーウェンのレアル移籍やシャビ・アロンソとスアレスのバルサ移籍は防ぎたかっただろうな…。ラ・リーガの名門からオファーあったら蹴りにくいか。

イスタンブールの奇跡は今見ても凄かった。当時のACミランなんかたしかに格上すぎる。ピルロ、ガットゥーゾ、ジーダ、シェフチェンコ、クレスポと聞くだけでヤバいが全盛期カカもおってそれに勝っちゃうの無茶苦茶だわ。ジェラードの一点でチームが巻き返す感じがたまらん。まさに闘将。

そんな彼でもリーグ優勝を成し遂げられていなかったのは知らなんだ。13-14年の結果はあまりにも残酷すぎる(改めて中村憲剛のキャリアすげぇとなった)。

2019-20シーズンのプレミア制覇は記憶に新しいが、この経緯を知ったらリアルタイムで見ていた人たちが余計に羨ましい。そこに南野が加入している事実も改めてヤバい。頑張ってほしい。

サポーターも日本とは比にならないくらい熱くて時には過激すぎるところもあるけど、プレミアを筆頭にやはり海外サッカーはすごいなとなる。

依然としてどこのクラブを応援するか模索中だがアンフィールドに行けたらそれはもうリヴァプールファン不可避やわ。欲を言えばバルサとかドルトムントの試合も観たい。国内でもいいから満員のスタジアムで声出したい。コロナ収束しろ。

初めてサッカー選手のドキュメンタリーを観たがこれはまたドラマがたくさんで面白かった。レスターの優勝とか映画になってないんかな、まだまだ色々観たい。
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