狭須があこ

アスの狭須があこのレビュー・感想・評価

アス(2019年製作の映画)
4.2
長々とドキドキし続けることができて、とても濃度の濃い時間でした。
お値段以上の価値は、確実にありました(懸賞で当てたので今回私はタダですが)(自慢です)

ゾンビものの怖さに通ずる絶望感。
恐らく私は自分一人が狙われる話よりも、パンデミックの発生を最も恐れているのです。

ただ割と、結構意味がわからなかった
え?つまりこういうこと?じゃあこうなるのおかしくね?こうすればよくね?
がモリモリ沸いてきた。
友達も「あとでがあちゃんに聞こう」と思ってたらしく、「つまりこういうこと?こうなるのおかしくね?」をぶつけて来ました。
いやゴメンな。
私もわかってないわw

でもホラーってな、意味がわかる解説されるとそれ以降つまんなくなるから
だから「実はこういう種明かしでした。キヒヒヒ」「なーる…え!?イヤ待ってわからん!!え、怖い怖い怖い!!」って状態で放り出されるほうが、ホラーとしては加点なんですね。

あのね完璧に辻褄があう映画は、ホラーとして減点なんです!!ミステリーですそれは!!

この監督はこれだけのクオリティで世界を作り込みながら、その「抜け」もできる稀有な才能を持ってるので、ホラーの監督として最高。
どれだけ「意味わからん」話を作ろうが、この監督作品にこれ以下のスコアを付けることもないだろうだわ
次回作も見に行きます。

一番印象に残った登場人物はお父さんかな。
「異常」時にも絶対に「普通」でいる人。ゾンビが発生したときに、最も被害を拡大させる人。
そして実際に異常な事態に陥らない限り、誰がそういう人なのかはわからないということ。
友達に「エスターでしょ?」って言われました。物わかりのいい友達です(ノロケです)
でもこういう人、宇宙飛行士とかはめっちゃ向いてると思う。

あと彼のガタイのよさに関しては、真面目で誠実な私の学術的レビューでは言及するつもりなかったのですが、パンフを読んでたら、あ~~~!!そっかエムバクの俳優か~~~!!!そりゃーエロいわしゃーないしゃーない、しゃーないな。
ホラーに勝ちたいなら筋肉が必要というのは、どうやら間違いないようです。

あとウサギってマジで横で人間が何してようが気にしないよな、犬猫ならもう少し反応してくれると思う。
ウサギかわいいわ
狭須があこ

狭須があこ