むっしゅたいやき

野獣のむっしゅたいやきのネタバレレビュー・内容・結末

野獣(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

フォローさせて頂いている方に教えて頂いたショート・フィルム。
僅か16分の物語であるが、その数十倍は余韻を残される作品である。

ショート・フィルムに有り勝ちな事ではおるが、本作も登場人物達の背景や思想、そして物語が終了した後の説明は一切無い。
しかし本作に於いてはこれは非常に有効に働いており、鑑賞者に想像の余地を残す仕様となっている。

一瞬の悪戯と、一生残るトラウマ。
我慢を決壊させた彼の涙を"美しい"と思ってしまったのは、私だけであろうか。
彼が残酷な出来事と今後どう向き合って行くのか、また我々ならどうするか、そんな事を考えさせられる素晴らしい作品である。

…あと狐が可愛い。
むっしゅたいやき

むっしゅたいやき