MANA

ブラッドショットのMANAのレビュー・感想・評価

ブラッドショット(2020年製作の映画)
4.2
死から蘇った不死の男

妻を目の前で殺され、自分も殺されたレイ。しかし目が覚めたら、ナノマシンが血液の代わりとなり銃弾も刃も効かない不死身の兵士になっていた。
失われた記憶を辿り、己の真実に気づく映画。


なかなか面白かった!
「MCUがターミネーター作ったらこんな感じになるのか?」と思いながら見てた。

ヴィンディーゼルがワイスピの印象強すぎて、途中までワイスピ見てる気分になったけど、自分の真実に気づいたあたりから"ブラッドショット"への覚醒がすごい。
そして長いエレベーターでの戦闘シーンがすごい。

死んだ人間を蘇らせる技術は結局、偽の記憶の植え付けってことでいいのかな?笑
……じゃなきゃ、ノーベル賞どころか世界の理がひっくり返る究極の研究が誕生しちゃうから、ブラッドショットどころの話ではなくなるよなぁww


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オタクのぼやき:

⚠️ネタバレ含みます注意⚠️




結局自分が何者でもなかったことに気づくのは、正直一番しんどい。
奥さんが実は奥さんではなくただの元カノ……いや、もはや元カノでもなかったか?!……とにかく普通に生きてて家族まで作っていた事実がしんどすぎる。

妻を失った悲しい兵士ではなく、復讐に取り憑かれるのもただ植え付けられただけ。
改造された体とすり替えられていく記憶。一体どれが本当の自分なんだと頭がおかしくなりそう。

記憶作りをするシーンはめっちゃすごかった。なんかこういうふうに記憶を作ってく映画、どこかで見た気がするな〜〜
そのうち「記憶デザイナー」みたいな仕事が出てきたりして。

演出といい、ストーリーといい、こんなにもアメリカっぽい映画を見たのは久々な気がする。

Twitterでもつぶやかれてたけど、もっと有名になってもいい映画な気がする。
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