リラリオ

ロード・オブ・カオスのリラリオのレビュー・感想・評価

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)
3.8
1987年 ノルウェー・オスロ。
真のブラックメタルを追求するバンド「メイヘム」に新メンバーボーカルのデッドが加入する。幼少期に受けたいじめがきっかけで精神を病み、死というものに取り憑かれたデッドは、LIVE中自身の身体を切り刻み、豚の頭を観客に投げつけるなどの行為を繰り返す。この過激なパフォーマンスが話題となり「メイヘム」はブラックメタルシーンから熱烈な支持を受ける。

しかし、自傷行為がエスカレートしたデッドは、ショットガンで頭をぶち抜き自殺をする。
第1発見者は「メイヘム」のリーダー・ユーロニモス→警察に通報する前に死体の写真を撮る→デッドの頭蓋骨の欠片でネックレス作る→バンドメンバーに配る→「あと脳みそ食ったって言うぞ!有名になれるべ!」→「異常だ…」ベース脱退。

夢を叶えるための次なるステージ…ユーロニモスは父親の力を借りレコード店を開く。店名は「ヘルヴェテ(地獄)」悪と混沌とブラックメタルの聖地。
地下には「ブラックサークル」悪魔崇拝の本拠地を築く。「帝国を築いたぜ!誰にも止められないぜ!」(もう…色々ダセェ…)

ある日…メイヘムのファンでユーロニモスに憧れる青年ヴァーグが悪の帝国を訪れる→デモテープ持参→デモテープ聴く→ヴァーグの才能に驚く→ブラックサークルの一員として迎え入れる→さっそくユーロニモスのレーベルからレコードを出す→「ギャラは?」→「レコード売れてからな!」→「アルバムに注目集めないと…」ヴァーグ、教会を放火する→大騒ぎになる→仲間「やるぅ!!」ヒーロー扱い→「いやいや…俺の話に感化されて教会放火したんだ」自分の手柄にするユーロニモス…。

そして…この放火をきっかけに「誰が1番邪悪か」の競走が始まる…。

ヴァーグ、才能を開花させる→やりたい放題→あちこちの教会燃やす→成功をかき消されたユーロニモス。このままだとやべぇぜ…手を打たないと…→ヴァーグをメイヘムのメンバーにする→頭蓋骨ネックレス贈呈→喜ぶヴァーグ。
ブラックサークルメンバー・ファウストはゲイをメッタ刺しにする→教会放火→歯止めが効かなくなる→怯えるユーロニモス…悪魔崇拝ごっこやめて、将来のこと考えよ…。

暴走機関車ヴァーグは自ら記者に情報売り込む→記者「あいつ…アホだな…」→ヴァーグ逮捕される→ブラックサークル、見世物に→レコード店廃業→「全部、アイツのせいだ!ぶっ殺してやる!」→「それ…マジで言ってんの?」→証拠不十分で釈放されたヴァーグ→ユーロニモスのぶっ殺してやる発言を人づてに聞く→「何だって!?」
そして…。

悪魔崇拝って…なにさ…。
ただの目立ちたがり屋集団じゃん(笑)
楽しかったはずのパーリータイム…身内ノリが…やべぇ奴の加入で超カオス!そしてビビり散らかす口だけリーダー。
俺様がNo1だ!決定戦がエスカレートし、とんでもないことに…。こじらせメタル野郎の悲惨な末路。口は災いの元ですな。
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