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戦場でワルツをのnanaaronのネタバレレビュー・内容・結末

戦場でワルツを(2008年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

レバノン内戦に関する、アリ・フォルマンなりのドキュメンタリー。余りの恐怖と残虐への自己防衛本能で、すっぽり失われた記憶が鮮明に呼び戻される時の衝撃・現実感覚は、アニメーションから実写への展開で描写している。これは人間が作った、(実写で)作ってはいけない映像だった、とても現実に受け入れられ・消化されうる話ではないんだという強い思いを感じる。先にコングレスを観て良かった。このアニメと実写を混ぜた展開手法と、クールでかつ感情的な音楽、そして静寂の組み込み方はフォルマンならではの技だけど、やはり初体験が一番刺さるから。
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