インドネシア産ホラー映画。「死霊館」シリーズの影響が如実にうかがえる人形怪談。
強盗に襲われて落命した一家、その幼い娘が手にしていた人形が彼女がよくその下で遊んでいた木の上に安置され、周辺住民の畏敬を集めていた。
主人公は旦那の昇進が決まった若い夫婦。若夫婦には広い、というか自分の住環境圧倒的に負けてるよ、な結構な住宅地に居を移す。
が、昇進して開発工事の監督助手となり、担当した現場が例の木がある土地。現場の皆さんが恐れて手を出そうとしない木の伐採を強硬に命じる。帰宅すると車になぜか例の人形。人形作りを趣味と実益にする若妻の哀願もあって家に人形を入れると案の定、怪異勃発。その手の話題に詳しい向かいの家の奥さんの紹介で人を呼んでお祓いに挑むも、子供の幽霊は大人と比べて聞きわけが悪いという実話怪談あるあるもあってか、事態はどんどんエスカレートするのであった。
この終盤のエスカレート具合が霊に憑依された人物のふるまいが「死霊のはらわた」ライクだったり、結構な血飛沫が飛んだり、意外と悪因悪果な日本の往年の怪談映画テイストも漂ったりと一粒で死霊館テイストとあわせて二度、三度美味しいのであった。
あと、Netflix、インドネシアのホラー映画何本か有るんねと思いきや、皆、この監督の関係作で有ったという(爆)。
