男臭い映画を撮らせたら右に出るものはいないジェームズマンゴールド監督作
ここまでドストレートなTHE・漢映画だとは思わなかった。友情と努力、少年漫画のような熱で物語が推進していく。
じゃじゃ馬の二人がフォードに雇われて、フェラーリにバカにされた怒りを前に絶対王者に挑む。ただフォードの副社長に阻まれたり、二人のいざこざがありながらも、ルマンに挑む。まるで少年のような純粋な心を持つ二人は、最後の最後で究極の選択を迫られる。そのときに選んだケンマイルズの選択は、とても悔しいけど、子を持つ者としてのとても泣かせる決断をくだす。この映画の中で二人が精神的に成長していく様が見事だった。深くは語ることはない。劇場へ限界速度で乗り込め!
監督のこだわりで、実際のレースシーンは背景だけが CG で、車の走行自体は実際に行なっている。クラッシュシーンも実際にクラッシュさせている。その分、CGでは味わえないハラハラドキドキのレースシーンが最高。
クリスチャンベイルの男臭さが最高すぎ!金持ちのブルースウェインから、こんな油まみれの男まで、イメージをコロコロ変えるカメレオンぷりがとんでもねぇ!