幼少期のトラウマが起爆装置となって、少女は体ごと爆発する。その叫び声は耳にこびりついてなかなか消えることはなく、聞くたびに疲弊度が増していった。
爆発→対策→期待→爆発、の地獄の反復は、結局彼女を救えるのは母親の愛、あるいは誰かが与える完璧な擬似的家族愛でしかないことを証明したのみ。
システムの破壊者は社会から追い出すしかないの？
それでもベニーの幸せを願わずにはいられなかったし、彼女のことを真剣に考えていた大人たちの努力も報われて欲しかった。でもここまできたらあのようなラストでしか幕を引けないのかな…
それにしてもベニー役の少女は凄かった。
