みかぽん

イエスタデイのみかぽんのレビュー・感想・評価

イエスタデイ(2019年製作の映画)
3.8
世に山といる自称ミュージシャンの一般人が、話の流れでモーツァルト(=ビートルズ)を背負っちゃったら果たしてどうなるの?なお話。

有名になった所で人のフンドシじゃ楽しくないし、曲が生まれたエピソードなんて聞かれたって上手く説明出来るわけもなく。
だって自分はビートルズじゃないんだから…😩💦

ビートルズを知る二人がイエローサブマリンの模型持参でこの主人公に会いに来るのだけど、状況的に嘘つきである彼に意外なほど好意的。「ビートルズのいない世界なんて退屈。どうかこれからも歌い続けて欲しい」ですと。
ってそりゃそう思うよなぁ…🙄。
例えばエジプトにあるファラオの墓だって、発掘してくれる人がいなきゃ私たちはその存在すら知れないんですもの😂。ミイラになってる人物が語れるわけもなく、であればその発掘と学術的意味合いを語ってくれる役割を担う奇特な誰かの労苦を心の底から労いたい気持ち、分かるわ💦

後半、金の亡者のマウントに屈するのか、投げ出すのかでちょっとだけハラハラしたけど、なるほど技💡の展開で気分爽快✨(これってちょっと前にU2もやってリスナーを狂喜させましたよね😁)。

ストーリーの土台になる枠組(プロット)は「ノッティングヒルの恋人」で、何とはなしに既視感があるにはあるけど(怪しい住人は臨時マネージャーに置き換わってたし😮)カネの亡者たちをかい潜り、オチはやっぱり〝All You Need Is Love〟で☺️☺️。

久々に聴いたビートルズだったけど、やっぱいいよなぁ…😢。
あとエドが「僕はサリエリだ…」って落ち込んで観客をクスっとさせるんだけど、大抵の成功者は運を味方につけた努力の人(=サリエリ)ですよ。250年も語り継がれる作曲家の引き合いになる人物なら上等じゃないのよって私は思う😁😁。
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