このレビューはネタバレを含みます
事故ったらなぜかビートルズを誰も知らない世界になってしまったので、主人公はビートルズの歌を自分の曲として出して成功していく話。
ネタバレの結末になりますが、
主人公は自分が嘘をついて成功していったことに対する葛藤で苦しくなり世間に公表したわけだけど、
僕はこの結末により主人公が嫌いになりました。
自分のために一緒に夢を追って頑張ってくれた彼女、ビートルズの曲を世界に出したことを感謝してくれている夫婦、主人公とその曲を好きになってファンになってくれた世界中の人々、
みんなを裏切る行為だと思う。
あと大々的に金かけて売り込んでくれたレコード会社はもう大変なことになるだろうね。
だからこそ、最初からやらない方が良かったし、もうそこまでやっちゃったのなら、その嘘は墓場まで持っていってやりきるべき。
自分1人が楽になるためだよその真実の告白は。ずるい。
素直に生きる事は大切だけど、
「自分以外の人々の幸せ」と「自分1人の心の平穏」を天秤にかけた結果でそちらを取るのはどうなんだ…😭
でもきっと映画的な話の展開や世間的な価値観で言えばこの結末の方が綺麗なのかな。うーむ。