R-18版とあるけど、そうでない版もあるんです?
これは相当描き方とシチュが尖りまくってるってレベルではないのですけれど、だからこそ鮮明に浮き彫りにされる愛とはなんぞや、というおはなし。大好物でした。
ちょっと、DV描写が結構センシティブなので精神的に元気でないと多大なるダメージくらっちゃうのですが個人的に。
本当に、びっくりするくらいつい最近まで思ってたこと。
ひとは、愛されなければ誰かを愛することができない。
けど実際問題、子を愛せない親はいる。
愛しているはずなのに、うまく伝えられないひとがいる。
そうやって育ってきたひとたちはではもうこの先決して誰も愛せないのだろうか。
そういうひとたちがみる夢は、愛とは名ばかりの、ひとりよがりな妄想にしかなり得ないのだろうか。
そんなことはないと、根拠も理屈もくそくらえとばかりに言い切ってくれるところが痛快でした。思わずびくうっとした。まさにスタンガンで撃たれたがごとく。
ラストカットの高良健吾の表情がすさまじい。いろいろ爆発してしまう。
西山可奈子が、ちょうどいい美人さんで(大失礼)、だからこそエロく痛々しかった。あまりに痛々しすぎてちとこれはもう二度と観たくない(ほめてます)