109mania

アンダー・ユア・ベッドの109maniaのレビュー・感想・評価

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)
3.5
結末に安堵した。
ダメな男をダメな男として突き放したまま終わるのかと思った。
監督のことは、よく知らない。名前からすると女性らしいが、何と冷徹で、残酷で、正直なのだろうと、途中まで思っていた。
でも、いよいよ終盤にさしかかるころ、主人公の三井が殻を破ることになる。監督は三井を突き放さなかったわけだ。若干予定調和的。映画の重みが損なわれ、拍子抜けしたとも言えるが、私にはこの方が良かった。男のダメなところを突きつけられたまま映画館を出ることになっていたとしたら、きっと疲労感MAXで、悶々としたことだろう。
官能的なシーン満載かと思いきや、どちらかというとバイオレンスでR18指定。爽やかさとはほぼ無縁の映画だったが、最後ほんのすこしの暖かさと希望はしっかりと受け止めた。
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