タカ

ブルータル・ジャスティスのタカのレビュー・感想・評価

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)
3.9
Shotgun Safari

重苦しいぃぃ
スカッとしたアクションwithゴア描写の映画かと思っていたのに、、
予想以上に辛気くさい。。
始まって0.1秒でのぼかし登場はなかなかインパクトを秘めたものだったのに
テンション低くないかい?皆さん。
出てくる人みんな陰を抱えているのはしんどい
元気だけが取り柄みたいなハッピーピープルの一人や二人出しても誰も咎めないぜ

ベテラン刑事・ブレットとその相棒・トニー
二人をメインとしたストーリー展開
その二人の紹介シークエンスさえ、暗い…

〈ブレット〉
難病に冒され杖なしでは歩くこともできない妻
近所の子供にちょっかいかけられ襲われる娘
もともとお金もないのに停職食らってお先は真っ暗
〈トニー〉
長年連れ添う彼女
思いを伝えられないままに年月を重ねて
ついに告白を決意
しかし、まさかのクレジットカード停止で婚約指輪を購入するのも一苦労

不憫すぎやしないかい、、二人とも
大金をせしめるために悪事に走るやりきれなさ
おまけにもう一人の重要人物・ヘンリーの境遇もなかなかヘビー
事が起こるまでのストーリーが長い。
ポップにすればある程度楽しめるのかもしれないけど、前述の重苦しさだから盛り上がるまではひたすら我慢の時間

展開的には登場人物一人ずつフラグを立てて残酷な回収を繰り広げていくというもの
これがなかなか分かり易いの何のって
スポットライト当たったら、めちゃくちゃされちゃうんですよ。とにかく。
まぁそのゴア描写が売りで、監督の才気走りまくってるけども
「悪臭するから肝臓つぶすなよ」とかどの場面で使う会話なんだよー
好きですけど。

この映画の特徴をぎゅっと凝縮したのが、中盤で出てくるとある夫婦のくだり
あくまで脇役なのにその激重な設定は何なんだ!
そして職場での不憫さよ
このドSっぷりがこの映画のすべて
タカ

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