ファッションデザイナーを夢見る女の子がロンドンへ。
60年代のファッションに音楽 色鮮やかなネオン。
キラキラしてて 綺麗だった！
エロイーズと同じく夢見る女の子がもう一人。
サンディの眩い美しさと艶やかな登場に心ときめき
未来への希望に満ちた二人の姿が重なります。
鏡を効果的に使い 夢か現実か？入れ替わる二人に 観ている側も撹乱させられ
今後どうなってゆくのか？目が離せなくなる。
しかし 徐々に雲行きがおかしくなっていき
光から闇の部分が顕わになってくる。
最初のきらびやかな世界観を壊す事のない ホーンテッドマンション風。
鮮やかなスタイリッシュホラーで斬新。
夢見る少女を喰い物にする
後から後から湧いてくる男たちに
気色わるっ！となった。
この辺りが 本作のホラーの肝。
いたいけな少女を性的搾取する大人たち。
この屈辱が原動力となり 終盤へと駆り立てる。
わたしはてっきり母親が···と思っていたけれど ミスリード。
サンディが堕ちてゆく様を見せられて同情したら···
これもミスリード。
終わってみれば
あのお部屋に 霊感を持つエロイーズは呼ばれていたんだよね。
怖い〜！
あんなお部屋 絶対嫌だ。
エロイーズの成功を鏡の中から見るサンディというラストも
鏡の中に彼女の闇が封印され
彼女が叶えられなかった夢を喜ばしく思っているのが垣間見れて
切なくも 救いが見えるラストで 良き！でした。
